「お婆ちゃん」

お婆ちゃんのお陰で18歳まで洗濯をしたり、皿洗ったりしたことはなかった。

晩ご飯が終わったらお婆ちゃ

んはいつも「私にやらせて。あなたは大人になったら一生自分でしないといけないからわよ」と言ってくれた。

お婆ちゃんが我が家に現れたのはエミリーが一歳になり、始めて障害があると分かった時だった。パパが一日働き、ママにとっては娘の世話で目一杯、1人だけで家庭を維持するのが大変すぎた。

そして、エミリーの介護の手伝いをしてくれるため、お婆ちゃんアメリカのペンシルベニア州からテキサス州まで引っ越して来た。

彼女は腰と膝が破綻するまで働き続くタイプ。エミリーを車椅子に持ち上げたり、家事を手伝ったりしてたせいで今は膝と腰の手術を何回も受けてる。

私は社会人になってから、体張ってるお婆ちゃんに対しての尊敬と感謝の気持ちが入って来た。

今、彼女が言ってたように僕は大人になってからは自分で色々しないといけない。家事も殆ど自分のと家族のをしてるし。

ただ、未だに彼女に洗濯物をやってもらってる。大変だと思うけどやらせてあげないと怒られちゃうからさ。

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