【しまむら就活:ヤクザ編】
男性の皆さん、女性を外見で判断しますか?
面接では見た目や身だしなみも大事。
でも、お仕事
探しと婚活は違う。 ハローワークの紹介で、弁護士事務所の求人で書類選考を通過しました。特許関連の仕事で、筆記試験によばれました。
気合を入れてスーツに一回着替えたが、
この時ストレスで病んでいて、何を考えてたかジャージに着替えなおして来社。
鬱の鏡は服装を写し、外見も中身も「しまむら」で採用担当者と対面した。
病んでいて、外見ではなく、中身を見て欲しいワガママだった。
就活は実らず、諦めて公園で昼寝するようになった。池がある綺麗な公園。ハトに餌を撒いてたら、お爺さんが来て、ベンチを相席に数時間話し合った。ボロボロな私に哀愁を感じて、お爺さんは私に仕事を紹介してくれた。
お爺さんは社長。内定だった。
私は仕事の話しに優しさを感じた。
しかし、お爺さんはヤクザで、仕事の内容は詐欺の不動産やアパート投資の営業だった。
精神的に病んでいるから、鬱を直して元気にならない限り仕事は無理だと言い訳した。
そしたら、ご飯とお酒をおごる!落ち込んでいるなら風俗がいい、風俗をおごる、と言う。
自分は、無職、お腹すいた、孤独。
お誘いは、仕事、食べ物、女。
とても優しいお爺さんだったが、
その大きい器はブラックだった。
自分は陶芸家のようにお誘いを割って、
ろくろを回さず全部断った。
ハトが飛んでゆき、蝦夷に久方の雨が降る。
握手でお爺さんにお礼を言いながら別れようとしたが、水勝りな涙でお爺さんに抱きついた。
タバコは湿気てはいけないのに、しばらく雨に濡れた。
これが、日本で頂いた最後の内定だった。
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