「飛べない豚は、ただの豚だ。」
紅の豚というのは魔法をかけられて、豚になった人の話だ。
主人公は豚なのにカッコいい!
「かっこいい」は容姿じゃないんだな。心なんだな、きっと。つまり、男は顔じゃないって感じ。 まずこの作品のいいとこは憎めないキャラしかいないこと。敵役であるはずのカーチスやマンマユートなどみんなお茶目で憎めないんだ。
そして男臭い映画かと思ってたけど、意外と女性のキャラが強い。フィオやジーナはもちろん、ピッコロじいさんのとこの女性陣は軍にしょっぴかれることなんてなんとも思っていない様子。
ポルコとライバル関係にあるカーチスとの熾烈を極めるドッグファイトは、すごく楽しめる。
カーチスとの戦いなどは、節々で素直じゃない優しさが見え隠れしているところも可愛らしいね。
そして、他のキャラも不景気、ファシズムが台頭する時代でもおおらかさや遊び心を忘れずにイキイキと描かれている。その映画はジブリ制作のアニメーションだが、子供に理解しづらい男の世界だよね。
ただし、内容のほうはちょっと薄い。1時間で終わる話を、映画のために1時半に引き伸ばした感じ。それと、最初から、豚で登場させなくて、人間から豚に変わり、また人間に戻る話の組み立て方の方が良かったと思う。
まとめると、セリフも音楽もキャラクターも全ていいと思うよ。どこを見てもいいシーンが非常に豊富。1番好きなシーンは完成した新型飛行機が飛ぶシーン。水飛沫をあげて水路を疾走する様とそのバックミュージックがとてもかっこいい。
「時には昔の話を」の歌も作品とマッチしていて、想像を膨らましてくれる。大人の特に男性にオススメ。ルコの生き様に共感出来ると思う。楽しく自分らしく生きることを教わったアニメでちゅー(*´ω`*)
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