私の母は英語で話す時だけキツめな口調です。
例えば車の修理のおじさん相手にだったり、銀行員の人だったり、サービス業の方相
手にもちょっと尖った喋り方をするんです。軽い気持ちで聞いてみたら「これくらいキツく言わないと真面目に話を聞いてもらえないよ」って言うんです。カナダにはあり得ない程失礼な人は度々いますが、私の経験上それって相手の問題だったり相手の機嫌が悪かったとかの場合で、それ以外で真面目に対応してもらえなかった経験って私自身はあんまりないんです。 じゃあこの私と母への対応の差がどこで生じるかと言うと、多分私と母の英語力にあるんだと思います。昔から白人が多いエリアに住んでいる私たちですが、ここでは母の英語力ではどうしてもなめられた対応をされる事が多く、そういう経験から少しでも相手に真面目に対応してもらうために少しづつ少しづつ母の英語は強気な尖ったものに変わっていったのだと思います。
そう思うと、私がいかに恵まれて育ったのかを改めて実感すると同時に、この理不尽さに無性に腹が立ってきます。どうして人は自分と同じ言語を喋れない相手を見下したり馬鹿にするんでしょうか。その国に適した言語を喋ろうと努力してくれている相手にわざわざ失礼な態度を取る人はきっと身の回りに他国から移住したり言語で苦しんだ家族や知り合いがいなくて、自分自身も新しい言語を学習しようと考えた事がない人たちだと思います。
こういう経験の積み重ねが原因で英語を喋りたくなくなってしまう方も沢山いると思うと凄く悔しいです。悪いのはあなたの英語力ではなく100%相手の自己中な思考にある事をお忘れなく。
そういう奴には私がタンスの前を通るたびに角に小指をぶつける呪いをかけておきます。
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