〜what a shame に含まれているネガティブな印象〜
「残念だね」や「お気の毒に」という意味で “what a
shame” が使われることが多く、「shame の使い方/意味」について調べてみても似たようなことしか出てこなくて少し違和感を感じたので私の理解する限りでの解説をさせてください!🙇♀️ まず、shame というのは直訳すると「恥」や「後悔」になります。例えば、
“My shameful actions hurt him.”
“I’m ashamed of myself.”
の様に shame が文章に含まれている場合、後悔や恥じらいの意味を持ち、普通にネガティブなイメージがあります。
「でも日常会話で使われている “what a shame” のフレーズは別物で『残念だね』という同情を表すフレーズとして使っても大丈夫!」とよく聞きますが、内容によっては思いやりではなく、少しカチンとくる失礼な発言として捉えられてしまう可能性があるので要注意です。
基本的に”what a shame” が使えて悪い印象にならないのは「相手」だけではなく「言っている本人(自分)」も残念な気持ちになる内容の話をしている時だけです。
例えば、
“It’s a shame you can’t come to the party.”
だと相手だけではなく言っている自分も残念、という両方に不利な話をしているので悪意を感じません。
しかし、
“It’s a shame you lost your key.”
など、相手に取っての不具合でしかない場合、「(あなたには)残念だよ」という上から目線な意味合いが含まれ、聞く方もイラッとするのだと思います。
同類語でもある Pity も同じように
“What a pity you have to leave soon” と “what a pity you lost your phone” だと後方は相手に対して一方的に攻撃的な感情が含まれているように聞こえてしまうので要注意です。
簡単にまとめると、言っている側にも残念な内容であれば使っても違和感はありませんが、相手のみの不具合な内容である場合、shame や pity は攻撃的でネガティブに聞こえてしまいます。普通に日常会話で現地の人が使っていることもあるフレーズですが、そもそもshameやpity などのネガティブな単語はなるべく使わないことがベストだと思います。
代わりにもっと思いやりと同情が感じ取れる優しい言い方の、
“It’s too bad you 〜”
“I’m sorry you 〜”
の方がニュアンス的には日本語の「残念だね」に適しているのではないでしょうか。
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