【大阪の雨オンナ☂️】
英語では「晴れ女」や「雨男」など言わないので、直訳は通じない。例えば、he makes it rain
は「雨男」ではなく、お札を降らせる大金持ちを指す使い方もある。 天気用語は日本の歌に多い。J-POPの歌詞は景気が良い時代にはポジティブ(晴れ系)の天気用語が多くて、景気が悪い時はネガティヴ(雨系)が多いという仮説もある。
日本語歌詞の天気用語分析では「雨=失恋=ネガティヴ」という文脈になりがち。でも、欧米では「雨=出会い=ポジティブ」のレトリックがある。ハリウッドの恋愛映画(Nicholas Sparks 系)は大雨になると、絶妙なタイミングで挿入歌が流れてキスシーンになる。
大阪に住んでいた頃、少し気になる女性がいた。ヨガの先生で、カラオケボックスでヨガの修行をするストイックなお方だった。
彼女は自分の事を「雨女」だという。友達と集まる際、雨が降るといじられたり、水まさりなコンプレックスだと告白した。
異性を意識したフォローをしたかった。
「オレ、雨女ってタイプなんだ」
「雨女でいいじゃん」
「雨天は釣り日和だよ、今度行かない?」
どれもダメだと思って、天気用語を核にアピールを出来なかった。
後日、旅行から帰ってきた彼女の土産話を聞く。現地で雨が降り始めて困っていたら、同じHISの団体旅行者がスピリチュアル系の人で「雨を止める踊り」で雨が止んで助かったと言う。
その後、彼女は水晶のブレスレットを付け始めた。「雨を止める踊り」の人を「先生」と呼び始め、講演会がある度にこの先生に会いに行くようになった。
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